Blog記事一覧 > 8月, 2023 | つばめ接骨院|阿見町の記事一覧
こんにちは!つばめ接骨院です! 今回は「足関節捻挫」です。
捻挫と言われると甘く考えてしまう方も多いと思います。放置してしまうと捻挫癖がついてしまったりと実は厄介な疾患の一つでもあります。
足関節捻挫(靭帯損傷)はスポーツによる急性症状の中でも最も多い疾患と言われています。 まずは足首の構造から説明します。
足関節は脛骨、腓骨、距骨の3つの骨より成り立ち、外側は前距腓靱帯、後距腓靱帯、踵腓靱帯で囲まれています。内側は三角靱帯という強い靱帯で守られています。
足関節内側に捻ることを内反、外側に捻ることを外反といいます。足関節は外反より内反方向に可動性が高い関節です。滑ったり、足の上に乗ったりすると足が内反しそれを保つ為に外側の靭帯に多くの負荷がかかってきます。多くが外側の靭帯が損傷する内反捻挫です。
スポーツのなかでもバレーボールやバスケットボール競技で特に多く発生します。ジャンプの着地時に人の足の上に乗り、足関節の内反が強制されて起こる場合が最も重症です。床で滑って足をひねった場合(自損例)は中等症の損傷が多く、サッカー、ラグビー、などにみられる接触プレーをはじめ、野球のスライディング、体操競技、テニスに多く発生します。ときに、外反が強制された内側の損傷例もあります。
次に捻挫をしてしまった時の処置についてです。捻挫の場合は基本RICE処置がベースとなってきます。
R(レスト)、I(アイシング)、C(コンプレッション)、E(エレベーション) 患部を固定して安静状態をとり(R:安静)、氷で患部を冷やします(I:冷却=アイシング)。そして、患部を圧迫して(C:圧迫)心臓より高く上げます(E:挙上)。
I 冷却 怪我をした部位を冷やすことによって、急性炎症や内出血、浮腫(むくみ)を抑制し組織の回復を早めることが期待されます。冷却時間は約15分〜20分、①強い冷感, ②灼熱感, ③疼痛, ④感覚消失の順で感じ、感覚が消失するまでに約15~20分と言われています。感覚がなくなったらアイシングを終了するようにしましょう。
C 圧迫 患部を包帯などで適度な圧迫を与えることにより患部の血流量をコントロールし、腫れや炎症の増加を抑えます。腫れが酷くなると痛みが増加したり、ケガが悪化することがあります。 圧迫が強すぎると、血流障害や神経障害が出たりすることがありますので巻く強さは加減しなければなりません。
E 挙上 できるだけ患部を心臓より高いとこに上げ、血流量を下げることにより腫れや炎症の増加を抑えます。持続的に上げておくことが大事です。台やクッションなどにのせて置き、楽な体勢で維持しましょう。 痛みが落ち着いてきたら次はリハビリに移行します。
捻挫は痛みが落ち着いてからが勝負と言っても過言ではありません。捻挫をすると足首の靭帯が緩んでしまい、そのままにしていると再び捻挫をしてしまうような足首になってしまいます。 まずは足首の柔軟性の見直しから初めます。負傷をして固定をしていると足首周りの筋肉が硬くなってしまいます。元の足首の可動域まで戻すにはストレッチ等で柔軟性を上げることが必要です。
足首を反らせる背屈、つま先を下に向ける底屈、内側に捻る内反、外側に捻る外反の動きを各20秒を3セットを痛みのない範囲でストレッチしていきます。 注意することとしては痛みが出た場合は一度ストレッチを中断して様子をみましょう! 捻挫はしっかり治療すれば怖い疾患ではありませんが、正しいケアをしていなければ後々怖くなってしまう疾患なので捻挫してしまった際はつばめ接骨院にご連絡ください。
TEL 029-846-6183 つばめ接骨院